インナーチャイルドは追いかけてくる

インナーチャイルド。

ってご存じですか?

心理学の世界に足を突っ込んでいると、それはもう常識ワードのようなものになってしまっているのですが、ひょっとしたら聞きなじみのない方もいるかもしれません。

インナーチャイルドとは、その名の通り「内なる子供」と呼ばれており、自分の中に存在しています。

他にも「傷付いた子供の自分」「大人の中にいる子供」などなど、色々な言い方をされているインナーチャイルド。

ここ最近、私の前に突然ひょっこり出てきてくれるようになったせいか、遅すぎるマイブームとなっています。

心理学のサイトや動画でもよく取り上げられるインナーチャイルド。
「インナーチャイルドを癒しましょう」なんてこともよく言われていますが、最初にインナーチャイルドというものを教わった時、私はよくわかっていませんでした(´ε`;)

そりゃ誰しも傷付いた子供時代なんてあるよなぁ。くらいにしか思っていなくて、正直あまり重要性も感じてなかったのが本音です。

完全にスルーしていたんですね。
右から左に聞き流していたというか。
入ってこなかったのです。

それは、向き合うことのブロックだったんだろうと、今になって思います。
そして、向き合う覚悟がなかった・・・タイミングではなかったんだと思います。

ある時、カウンセラー仲間とインナーチャイルドと向き合うワークをしたことがあるんですけど、私の中に現れたインナーチャイルドは、”死んだ木彫りのサル”

アンモナイトの化石のように、カチコチに丸まって固まったおサルさん。
近付いたら「あ、死んでる」とわかって、怖くなってバッと目を開けてしまったのでした。

その1年後くらいに、ある方のヒプノセラピーでリベンジしてみたのですが、今度は ”死んだビリケンさん” でした。

幸運の神様らしいけど。笑

そんな内なる子供を抱えた私が、最近ようやっと向き合えるようになって思うことは、

インナーチャイルド癒すの大事

です。

今さらっ!今さらだよ本当っ!

と、カウンセラーとしてお恥ずかしい発言でございますが、インナーチャイルドにいまいちピンと来ない方の為に、恥をさらして書きますわよ。

インナーチャイルドを制すものは世界を制す!

かもしれない。

そして、インナーチャイルドは怖い。

なぜなら、追いかけてくる!

そして、 影のようにつきまとう!

更に、気付かせるためにあれやこれやと事件を起こしてくる!

あ、なんか怖いことになってる。インナーチャイルド様ごめんなさい。(びびる)

実はですね、今日仕事終わりにぼ~っとしてたらフッとインナーチャイルド様が出てきたんですよね。

と言うのも、職場でやりたい放題やっとる上司がいるんですけど、全然お咎めないどころか役職上の恩恵ばかり受けていて、理不尽だなぁ。ずるいなぁ。と思っていたんですよね。

この「ずるい」ってのは、私が長年突き合わされている問題のひとつで、”平等” への拘り執着が大きく、これまでどこの職場に行っても ”不平等” と感じてしまう出来事があったり、時には “平等” という正義を振りかざして、上司と対立してしまうことも多々ありました。多々ね!

でも、世の中は完全に平等なわけではないことはわかっているし、自分だってすべてに平等になれるわけじゃないし「もうこの思想から逃れたい!」と強く思っていたのも正直な話なのです。

そしてさっき突如現れたのが、子供の頃の記憶。

なんで私の表彰状は飾ってくれないの?
なんで私の写真は少ないの?

3つ上の姉と比べて、すごくいじけていた私です。

大人の私からしたら、本当にちっぽけなこと。

でも思い出したんですよね。
自宅に私の表彰状や図工の作品を一枚も飾ってもらえなくて、すごくすごく悲しかった記憶。

私はお姉ちゃんより愛されていないんだ。

忘れていたけど、そんなことを強く思っていた時期もありました。

もちろん、両親は悪意があってそんなことをしていたわけではないのですが、姉は生まれつき体が弱く、学校でいじめられていたりしていたので、少し気を遣っていたのかもしれません。

その反面、私は夜泣きもしないベベちゃんで、ひとりで大人しく遊んでいるような、全く手のかからない子だったらしいので「とらこは大丈夫」的な空気は感じていました。

そのせいか、あまりワガママは言えず、我慢の多い子だったように思います。表彰状のことも両親に伝えた記憶はありません。

しかも悪いことに両親の教えが ”負けるが勝ち” だったので、その教えもしっかりと守っていた気が。(なんだよ負けるが勝ちってʘ言ʘ)

「なんで私の表彰状は飾ってくれないの? という、ちっぽけな出来事から芋づる式に、忘れていた過去の想いが色々出てきて、なんだかとても不思議体験でした。

そして、インナーチャイルドは怖い。追いかけてくる。つきまとう。事件起こす。ということを、まじまじと実感しちゃったわけなんですよね。

小学校1年の修了式、何故かクラスで私1人だけ「〇〇頑張ったで賞」を忘れられていたこと。
中学生の頃、皆から慕われていた体育の先生にめちゃくちゃ嫌われていたこと。
やりすぎなほど頑張っているのに報われないと思ってしまうような、数々の職場での出来事。
あらましお金が貯まると、必ずと言っていいほど家計がピンチになる事件。

私ばっかり損してる。
私は愛されない。

私のインナーチャイルドはそんな感情を抱きしめていて、そして自らそんな世界をつくっていたことに気付かされました。

そして、小学生でそんな自作自演(※)ができちゃうんですよ。
インナーチャイルド(潜在意識)ってすごくないですか?


※自作自演とは
我が師匠の根本裕幸先生の名言のひとつ。
意識が投影されて現実をつくり出すこと。「思考は現実をつくる」「引き寄せの法則」などもそれを言う。

ということは、私のインナーチャイルドは、小学校の頃からずっとずっと気付いてほしくて、影となってつきまとっていたということですよね。

苦節30年!

そう、約30年のも間、私はインナーチャイルドちゃんを影にしていたのです。

そんなことに気付いた仕事納めの夜。
その瞬間、肩凝りや腰痛が和らいでしまった不思議な体験。
やっぱり体と心は繋がっているんだなぁ。

今みなさんが直面している問題も、もしかしたらインナーチャイルド様の仕業かもしれません。

インナーチャイルドは追いかけてきます。

気付いてよ。
わかってよ。
許してよ。
受け入れてよ。
溶け合ってよ。

一緒に生きてよ。ってね。

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