感情を丸ごと受け入れると消化不良も治る

とらこの所属する無料お悩み相談『ココロノマルシェ』より。
Rさんのご相談に回答させていただきました。


はじめまして。Rと申します。いつも拝見して参考にしております。
ロックマンに対する感情の変化に戸惑い、この先どう自分と向き合ったら幸せな結婚へと進めるのか?アドバイスいただけたら嬉しいです。
ロックマンとは一年お付き合いしたのですが、優しく愛情表現豊かな紳士から意味不明な人格に豹変し、突然振られました。
その時にネットを漁ってロックマンなる種類の人間の存在に気づき、彼は私のことが好きなんだ、近づくのが怖いんだなと思い、少しずつ連絡を再会して一度はデートにも成功しました。
その間に自身のカウンセリングを継続的に受けて、少しずつ自分を大切に、自分の感情に気づけるようになりました。(私もロックウーマンでした)
彼に対して素直に好き、忘れられない、と言い続けました。
しかしまた会おうと言う話になった途端、2度目の突然のシャッターを下ろされました。
めげずに時間を置いて連絡し、また会う約束をした途端、「下着姿の写真を送って欲しい」が、「好きじゃない、フィーリングが合わない」「このまま自分と連絡取ってても先に進めないんじゃない?」と言ってきました。
根本先生のブログで勉強した通り、言葉を間に受けない、と唱えても、今までどんなに頑張っても手放しのワークをしても消えなかった好きな気持ちがすーんと消えて、怒りだけが残りました。
やっとこの人を卒業できるのだと思いすっきりするのですが、分析癖で色々と考えてしまいます。
鏡の法則が適用されるなら、私も近しい人に対してこんな距離の取り方をしているのか?
それなら次の恋も同じ結果になるのでは?
どうしたら彼を癒せた?
同じロックマンでも結婚してる人はいるのに、何故私達はうまくいかないの?
こんな時、超自立でない普通の無邪気な女の子はどんな反応をするんだろう?
紙に書き殴った怒りをぶつけたら、何か変わる?
思考ばかりするあたり、まだ私自身が癒されてないところがあるのだと思います。
次は幸せな恋愛をするために、アドバイスいただけたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。

ココロノマルシェ
https://cocoro-marche.com/archives/4265

Rさんこんにちは。とらこと申します。
今回は、私が会長を務めますyoutubeチャンネル『野良猫男子・ロックマン研究会』にて、副会長のmaicoカウンセラーとRさんのご相談を考えてみました。

よかったらご覧ください↓
(長い&私たちは話すのが遅いので倍速でのご視聴をおススメします)

動画の冒頭で「その後どうですか?」とお聞きしたのですが、

その後、どうですか?

すーんと消えた気持ちは、そのまますーんと消えていったでしょうか?

何せロックマンや野良猫男子を愛する女性というのは、本当に愛情深くて、時には恋や愛を超えた ”何か” で彼らと結びついていることも多いので、Rさんのすーんが、どのくらいのすーんなのか気になっちゃうのですね。

動画の最後の方で副会長も「本当にすーんと消えていたら、このお悩みは来ていない」と言っていますが、実は私もそんな風に思ってたりするのです。

と、まるで重箱の隅をつつくようで申し訳ないのですが、本気で卒業の場合と、そうでない場合の回答は全く違うものになるので、最初にお聞きしたのでした(´ε`;)

ちなみに、卒業でも留年でも、自分が幸せだと思えるなら私はどちらでもいいと思っています。

いずれにしても、Rさんが前に進むために必要なことって「素直になっちゃう」ことだと思うんですよね。素直になる。諦める(明らかに見る)。開き直る。全部受け入れる。そんな感じです。

動画でもお伝えしましたが、何だかすっきりしない時って、多くは思考と感情がちぐはぐな時だと思うんです。逆に言うと、思考と感情が一致するとストーンとすっきりして、一気にモヤが晴れたりします。

動画では「消化不良」という表現でお伝えしましたが、今はそんなちぐはぐな状況なのかなと思います。

消化不良の原因はいくつかあるのかなと思っていて、ひとつは前向きに頑張っていた中での突然のシャッターだと思います。エネルギーの向け先を急に奪われたような感覚だと。
もうね、本当にね「おい!」と言いたくなっちゃいます。しかも 「このまま自分と連絡取ってても先に進めないんじゃない?」 なんて相手を試すような言い方…腹立たしい(ʘ言ʘ╬)(※暴言をお許しください)

そういうシャッターの降ろし方って、なんかモヤモヤするしなんかイライラしますよね。
Rさんが怒りを感じるのもよーくよーくわかります。

でもそこにも消化不良の原因が隠れている気がして、それはRさんの「怒りに対する禁止令」だと思うんですね。

それまで大好きで大好きで癒してあげたいと思っていた彼に、突然「怒り」の感情が起こるなんて困惑しますよね。そんな自分に対して不信感を感じてしまったり責めてしまうなんてことも、自立的で優しい女性には起こりうることだと思います。

特にRさんはご自身でも言うように思考的な方だと思うので、思いもよらない感情の扱い方は未知だと思います。たぶんきっと、それだけ感情を抑えてこられたんだと思うんですよね。副会長も言っていたように、ロックウーマンになるまでの過程には、結構大きな傷を負う出来事があったと思うんです。

そして、それに蓋をしなければならないような環境だったり、元々持っているRさんの優しさや気遣いによって、ロックウーマンのRさんがつくられたのではないかと推測します。

最後の方に続けて書いてくれた質問の内容も、私には全部自分を責めているように感じてしまったんですね。どうしてそんなに責めてしまうんだろう?本当は誰に許されたいのだろう?そんなことを感じたのも正直なところです。

だから彼に対して込み上げてきた「怒り」にも罪悪感を感じてしまっているのではないでしょうか?

怒りはできれば感じたくない感情ですよね。私も苦手な方なのでよくわかります。
でもね、やっぱり感じてあげた方がいいんです。
出さないとどんどん蓄積されてしまって、別の問題だったり時には病気を引き起こしてしまうこともあります。

そもそも「怒り」って決して悪いものではないと思うんですね。
出したらそこで終わりってことも多くて、恨み辛みのような重たいエネルギーに変わることはありません。
怒りは悲しみの裏返しですし、魂レベルでは怒りと悲しみの境目は無いと言う人もいます。
怒りを感じてあげることは、自分を理解して大切にしてあげること。
自分を大切にできている人は他人も大切にできる人。
なので、純度の高いうちに素直に感じきってあげてほしいです。
そして、そんな自分を責めないことは意識してやってほしいなって思います。

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消化不良の原因のもうひとつには「うまくできなかった」という自責の念も関係しているのではないかと思いました。

先ほどの怒りに対してと同じように、素直に認められない自分がいるんじゃないかなと感じるんです。

それは例えば、彼に対する罪悪感だったり、まだできたのにという期待だったり、ここまでやったのにという想いだったり、孤独感からの逃避だったり、はたまたプライドだったり、人によって様々ですが、認めたくない ”何か” があると、言い方は悪いですが自分にとって都合の良い理由を探そうとするのが人間だと思うんですよね( .. )

「癒せなかった。愛されなかった。思い切って認めてしまう」なんて非情な提案をしてしまいましたが、実は、それをすることで ”何か” が出てきたりします。認めたくないけど出てきてしまった本心。

認めたくないからとても苦しい行為だと思うし、ひょっとすると昔に溜め込んでいたものがドバっと出てきてしまうこともあるかもしれないけど、それに敢えて向き合ってみると、もっと大きなことに気付いたりするんですよね。

精一杯やった自分。
頑張った自分。
愛されていい自分。
愛おしい自分。

そうするとね、ストーンって腑に落ちたりするんです。

もしかすると ”本当は愛されていた自分” に気付くことになるかもしれません。

まだカウンセリングを継続されているのであれば、信頼できるカウンセラーさんに、さっきの本心の扉を開けるお手伝いをしてもらうのも良いと思います(^^)

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動画では ”彼を癒したかった自分” と ”愛されたかった自分” がいるとお話しました。

”癒したかった自分” というのは与えたい=自立の自分。
”愛されたかった自分” は受け取りたい=依存の自分。

彼との関係の中で、この2つの自分を行ったり来たりして辛かったのではないでしょうか?

両方とも本当のRさんだと思うのですが、どっちかというと与えたい側に振れていたのかもしれません。自分でも気付かない無意識の中で「受け取ってはいけない」そんなブロックがあるのかもしれません。(ちなみに私は、与えたがり女子が好きです。優しいし本当に頑張り屋さんだから。)

もしかしたら、カウンセリングを受けて自分の感情に気付き始めたことによって「もう自分を許していいんだよ。もう与えなくていいんだよ。愛されていいんだよ。」と、もう一人のRさんが教えてくれているのかもしれないですね。

そしてそれが、すーんが起こった理由の答えかもしれませんね*

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最後に、Rさんの疑問について回答してみたいと思います。
動画でも回答させてもらっているのですが、いかんせんフリートークがあまり得意ではないもので(^^;
改めて私なりの回答を考えてみました*

鏡の法則が適用されるなら、私も近しい人に対してこんな距離の取り方をしているのか?
それなら次の恋も同じ結果になるのでは?

正直言うと、目に見えない心の距離の取り方で考えたらそうかもしれません。
ロックウーマンであると自覚されていて、更にロックマンを好きになっちゃうあたりは、やっぱり親密な人との距離感には敏感だと思うんですね。
「世界は自分でつくっている」と考える私としては、自分では気付いていない無意識の部分で自分にとって心地の良い距離感の相手を選んでいるんだと、そんな風に思います。なので、まさかまさかだと思いますが、これまでのRさんにとっては必要な距離だった可能性があると思います。
ただ大事なのは「これまでのRさん」であって「これからのRさん」とは違うということです。
もしかしたら、パートナーとの距離感に関して自分の中で変化があったから、Rさんにも心境の変化が訪れたのかもしれません。
自分にとって必要な距離感、心地の良い距離感を知ると、これから出会うパートナーも変わってくると思います(^^)

どうしたら彼を癒せた?

これは動画で話したそのまんまの回答になるのですが、師匠の言うように ”彼が求める癒され方” というのは彼にしかわからないので、何とも言えないところです。
カウンセラーとしては「なぜ癒したかった?」「なぜ彼が癒されたいと思っていると感じた?」と、そっちの方が気になってしまいます。
ちなみに、ここで鏡の法則を引用するならば「相手も自分と同じだと思う」とか「相手を自分の見たいように見る」などが当てはまるのかなと思います。と言うことは、Rさん自身が癒されたいと思っている。もしくは誰かを癒したいと思っている。または癒さなければならないと思っている。ということになるんですね。そのへんはいかがでしょうか?

同じロックマンでも結婚してる人はいるのに、何故私達はうまくいかないの?

”結婚” を話のゴールにするならば、理由はいろいろ考えられると思います。
結婚はするものだと考えているロックマン。お相手が一枚上手なロックマン。お相手を手放したくなくなったロックマン。ロックマンじゃなくなったロックマン。ふと気が向いたロックマン。
動画でもお伝えしている通り、ロックマンも100人いれば100通りの性質があるので、一辺倒な回答はちょっと難しいのです。
でも、Rさんが考えているように「超自立でない普通の無邪気な女の子」がロックマンの壁を突き破って、結婚のゴールを達成してしまうってことはやっぱりあると思います。

こんな時、超自立でない普通の無邪気な女の子はどんな反応をするんだろう?

これは実は私も教えてほしいくらいなのですがw、たぶん恐らく自己肯定感が高く「気にしない」女子が無邪気な反応をできるんじゃないかと思います。とにかく気にしない。送ったLINEの内容も気にしない。彼からの素っ気ない返事も軽く流せる。デートに断られても気にしない。また誘う。ということは、相手の反応に振り回されない ”自己肯定感” も必要になってくると思います。

でも、本当の自己肯定感高めの無邪気な女子は、やがてロックマンを追いかけなくなるはずなので、ロックマンをゲットできる無邪気系女子は、実はその周りに大きな母性を纏っているんだと私は思います。なので、あらましの自立も兼ねそろえていなければロックマンをゲットできないと思います。
逆に言えば、超自立系女子が無邪気を演出できれば最強なのかもしれません。

動画では「ロックマンズハイ」について語っていますが、自立系女子が無邪気になるための方法かもしれないと今思いました。とにかく自分の中にある「好き」だけを見つめていくと、いろんなことが気にならなくなるんですね。(動画では13:28くらいからお話してますので良かったら)
ちなみに、師匠のロックマンを扱ったブログには、無邪気系以外にも、彼らを捕獲できる様々なタイプの女性について書かれています。(女神系、スナックのお姉さん系、肝っ玉母さん系などなど)

いずれにしても、お互いに良い関係を築くために大事なことは ”2人でも1人でも幸せ” ということだと思います。自分がいない時でも幸せでいてくれる彼女というのは、罪悪感満載の彼らにとって居心地の良い存在になるはずだからです*

紙に書き殴った怒りをぶつけたら、何か変わる?

やり方はそれぞれだと思いますが、先に言ったように、それまで怒りを抑圧してきた人がそれを解放させることは、すごーくすごーく意味のあることで変化の鍵でもあると私は思っています。
動画でもお伝えしていますが私自身が経験したことでもあって、突発的に怒りがドバっと出てきてしまった後、子供時代に傷付いた自分に出会えたんですよね。その頃の自分に再会して当時の悲しみを理解してあげたことで、随分と自分を許せるようになりました。
怒りは感情の蓋と言いますが、たぶん層になっている感情には、上と下に ”罪悪感” がサンドイッチされている気がしています。
私が突発的な怒りに直面したのは、自分を責めることをやめてからです。
そして、その突発的な怒りを解放することを許可できたから、そのもうひとつ下の悲しかった自分に出会うことができたんだと思っています。

ですのでRさんも、怒りを感じることの罪悪感をまずは捨て、そして解放させてあげることの罪悪感も捨ててしまってほしいなと思います。

実は感情はとってもシンプルなものです。出せばサッと流れ出て行ってすっきりします。
それはたぶんきっと、悲しいとか、嬉しいとか、好きも一緒なんですよね。

無邪気な女の子というのは、知らずにそれができるのかもしれませんね☆
そして、Rさんも罪悪感を手放していけば、きっとそんな女の子になれると思います(^^)

※お悩みに回答させていただいた翌日こんなブログを書きました。この記事を書いている時に、怒りと罪悪感について自分の中で大きな発見があったのです。もしご興味ありましたら☆↓

🐯

とらこのカウンセリングはこちら↓
(オンライン)

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