今見えている不安や問題は全部ホンモノじゃない。

とらこの所属する無料お悩み相談『ココロノマルシェ』より。
草食動物さんのご相談に回答させていただきました。

私は28歳女性、独身、実家暮らし、恋人あり、正社員です。
仕事の人間関係(部署内でのいじめを上司が黙認・上司と特定の社員が常に喧嘩等)や、繁忙期の激務(長時間の残業)、お客様からの理不尽なクレームがあるような部署で、不眠に悩まされる等、心身ともに疲弊しながらも、なんとか4年勤めました。
現在は別の部署へ異動したものの、業務内容が合わない、マニュアルや指導が足りない、上司からの指示が曖昧で何をすれば良いかわからないといったストレスで、休職中です。
転職を検討していますが、福利厚生や給与面では現職より良くなることは難しいので、迷っています。
私としては、給与面で劣っていたとしても、定時で退勤できる職に就きたいと考えています。
また、今後、実家に頼らずに、恋人と生計を一緒にして生きていきたいのですが、今の仕事は私にとって身体的・精神的負担が大きいので、自分にとって負担の少ない職に就きたいと考えています。
一方、恋人も仕事について悩んでいて、精神的なストレスを抱えながら、ギリギリ休職せずに仕事をしている状態です。それを考えると、私自身もなるべく条件の良い現職のままで、復帰したほうがいいのではないかとも思えてしまいます。正直、どの選択肢も怖いです。今の仕事のまま復帰できる自信もないし、転職できるかもわからないし、現状より環境が悪化するかもしれない。
また、仕事とは別に、生まれてこの方実家暮らし・母は専業主婦という環境で育ったので、将来、恋人と一緒に生活していけるかの自信もありません。
もはや、自分が何に悩んでいるのかも分からなくなってこんがらがっています。
今の私はどうすればいいのでしょうか。

ココロノマルシェ
https://cocoro-marche.com/archives/4177

草食動物さんこんにちは。とらこです。
今回は、私が参加しているyoutubeチャンネル『自武女Aルーム』の仲間たちと一緒に、草食動物さんのご相談を考えてみました。

よかったらご覧ください(^^)

動画でもお伝えしたのですが、草食動物さんの職場環境のお話を聞いて、まず先に思ったのは「ごめんなさい」という気持ちでした。

昭和から平成に変わり、今は令和。
時代は変わり、新時代の子供たちも次々と生まれているのに、未だ時代に取り残されている会社さんって、本当に多いなとつくづく感じる今日この頃です。

と言うのも、実は私の職場も、20代の子は10%もいなくってゴリゴリ昭和世代なんですよね。
41歳の私が「それ古い考えなんじゃない?」と思うほどなので、環境は違えど28歳の草食動物さんにとったら、どんなにしんどいだろうなと、そんな風に思ってしまうんです。

それに、28歳の草食動物さんの上司はきっと私世代なはず。
私たちの親世代は、高度経済成長期、バブルの到来と崩壊、リーマンショック、デフレ…などなど厳しい経験をしてきた人たち。そしてその意志を受け継いだ私たち世代は、競争とか上下関係とか、そんな名残りを抱えたまま管理職になっているので、今の世代の方々とは「当たり前」が違う生き物のような気がします。

それが正しい正しくないとかではないのだけど、なんだか「ごめんね」という気持ちなんですよね。

でもね、時代はどんどん変わっていくはずです。
もっともっと平和で縦じゃなく横に拡がる時代に変わっていくと私は信じています。

なぜなら、今の時代を生きている若い人たちは、本当にそういう子たちばかりだと思うから。

その中でちょっと大人の草食動物さんは、時代の転換期の真ん中にいて、かなりしんどいと思うけれど、これからの時代を諦めないで希望をもってほしいなと思うんですよね。

そして昭和後期を生きた私も、同じように諦めないで信じていきたいと思っています。

🐯

少し前置きは長くなりましたが、

転職しても良いんでしょうか?

の回答は、「転職していいんだよ」です。

たぶん、草食動物さんのご両親や友人だったら「転職しなよ!」と強めに言っていると思います。

これは、私の性格もあると思うのですが、仕事に関しては「やめたかったらやめる」の信条(?)で、散々転職を繰り返してきて、それでも全く後悔したことはないので、結構はっきり言えちゃうんですよね。

私の話になりますが、私は30歳までフリーターで、20代の頃は冬になると毎年スキー場に住み込みのアルバイトに行って過ごしていました。
そして、30歳で初めてテレビ関係の仕事に正社員として働き始めたのですが、週に2~3日は会社に泊まるという超ハードワークな生活を3年ほど送った末、退職を選びました。
仕事はとても面白かったのですが、会社もちょっとブラックで、何より本当に自分の時間が全然なかったので、人間らしい暮らしをしたいと強く思ったんですよね。

それからすぐに、毎月10万円くらいの補助金をいただきながらWEBの職業訓練校に通い、その後、WEB系の職に就いたのですが、これまたハードワークでして(笑)、1年半くらいでそこもお暇しました。

そこでは、私にとったらとんでもない額のお給与をいただいていたのですが、やっぱりストレスから解放されたいし、健康的に暮らしたかったんです。

ま、正直言うと、最後は社長と揉めてその日に退職と相成ったわけなんですけどね(´ε`;)

もちろん経済的な面で迷いもありましたが、辞めてお給与が半分になっても、気持ちはとても清々しいものでした。

だから、今すぐ決断できないとしても、いずれ決断する時は必ずやってくると思います。
いっぱい悩んでいる人は、ちゃんと自分で考えている証拠。だから、ちゃんと自分で答えを出せる時が来るはずです。(私みたいに、突然その時がやってくることもあると思います)

もちろん、転職するにしても、しないにしても。

🐯

世界は自分がつくってる

最近の私の合言葉です。

これを踏まえて、過去の自分を思い返してみるとね、本当にそうだなぁとつくづく思うんですよね。

30代前半のハードワークな生活の裏には、家族に対する罪悪感。そして自分への無価値観。
ハードワークでストレスMAXな生活を送ることで、その埋め合わせをしていたのかなと思います。

そして、その生活を手放すことで、少しづつ「自分を大切にする」ということに目を向けられるようになった気がします。

職業訓練校に通っていた約3か月は、めちゃくちゃ自由で毎日すごく楽しくて幸せな日々だったんですよね。「うおー!自由だーっ!」って、毎日1人でパリピ状態でした。

でも、その後WEBの仕事でまたハードワークを選んでしまうという(。-∀-)
罪悪感と無価値観は、意識して手放していかないと、なかなか消えてくれないみたいです。

でも、WEBの仕事も辞めて、私も「定時で帰れるところ」という絶対条件を課して仕事を選び続け、2回転職しましたが(汗)、今のストレスフルな職場に出会うことができました。
(いや、正直言うと、やっぱり多少のストレスありますw)

今改めて思うと「面白い仕事内容」「高いお給与」を手放して「定時で帰れる=自分を大切にする」を最優先順位にしたんだなぁと、そう実感しています。

だから、今きっと草食動物さんの中では「何を最優先順位にしたらいいかわからない」からこそ、様々な選択肢に悩んでしまうと思うんですよね。

それはきっと、自分ではない何かを背負っているからなような気がします。
ご相談文を読むと、恋人かな?それともご実家かな?と思うのですが、どうでしょう?

人って、ひとつ迷いや不安があると、心に潜んでいた別の迷いや不安も引っ張り出してきちゃう生き物だと思うんですよね。実は全く関係がなくてもね。

最初はひとつの不安だったのに、気付いたら周りの不安やちょっと気になることも磁石のように引き寄せて、それがどんどんどんどん大きくなってしまっていた。なんてことも、あると思うんです。

図解にすると、こんな感じに。

責任感が強かったり、愛情深い人は、そうやって自分以外の問題も引き寄せて背負おうと頑張っちゃったりすると思います。

もしかしたら、草食動物さんも恋人や家族に罪悪感を抱えているのかもしれません。
そして、そんな自分に無価値観を感じてしまっているのかもしれない。

でもね、よくよく考えてみると、それぞれ違う不安だったり問題だったりして、それぞれ別の解決方法があったり、解決していく順番もある。ということも考えられると思うんですよね。

と言うか、草食動物さんは、そもそも仕事でしんどい思いをして「お休み」が必要だから休職しているんですよね?

いきなりですが、ワンピースの主人公ルビー。
元気じゃい時に「俺は海賊王になる!」なんて言えないですよね?

🐯

私が提案したのは、そこから離れて「旅行に行こう」というものなのですが、これは無理矢理にでも、プラス(+)のエネルギーを引き寄せに行こう!という意味と「お休みしよう」という意味も含んでいます。

ちょっと(いや、かなり?)反則だけど、コレ見ただけで少し元気になりませんか?

我が師匠の根本裕幸さんもね、よく「土いじりをしましょう」とか「温泉に行きましょう」とか提案されているんですけど、本当にね、自然に触れるって思った以上に効果があるんですよね。

これは、私の実体験でも言えることなのですが、20代の頃、1年の半分をスキー場で過ごしたのは、実はちょっと心を壊しかけたのが原因でして、山生活でかなり救われたんですよね。(思った以上に長くお世話になってしまいましたが)

自然の多い場所って、本当に空気も美味しいし時間がゆったりと流れるし、”自然に還る” とは正にそうで、本来の自分に戻してくれるものだと思うんです。

動画では、こんな絵を描いたんですけど、

うーん、わかりづらいかしら?

こんな風に、本来の100%の草食動物さんはもちろんいる。
だけど、置かれている環境や状況、自分の気持ちや体調で、全て発揮できていない場合がある。

例えば、女の子の日に元気がなくなったりイライラしてしまったりとか、それも同じことだと思うんですけど、本来の自分の20%30%しか発揮できていないと、自分の見る視点や世界も20%30%になっちゃうと思うんです。

だから、何が言いたいかというと、

今の草食動物さんは本来の草食動物さんじゃないから大丈夫だよ!

今見えている不安や問題も全部ホンモノじゃないよ!

ということです。(動画では「ほとんどニセモノ」言うてますけど)

だから、一瞬でも。一瞬でも本来の草食動物さんに戻れれば、100%の状態で ”今の状況” を見ることができると思うんです。そして、その一瞬で見えたことで、一気にブレイクスルーが起こることもあるんです。

とは言っても、さっきも言ったように「休職」という文字は「職を休む」と書くんですよ。
休職は働く方にとって、立派な権利なのです。

ブレイクスルーのためだけじゃなく、100%の本来の草食動物さんに戻るためにも、今は元気になれることをしてほしいなって思います(´з`) 他の4人のカウンセラーもみんな「自分を大事に♡」って言っていますよ。

師匠もしんどい思いをした人のことを ”骨折” に例えてよくお話しています。
何か引用しようと思って検索したら出てきたので、思い切り引用しちゃいますね。

よくお聞きするんです。この失恋が病気や怪我だったらどれくらいのもんだと思います?って。
「両足複雑骨折したみたいかも」
「本当に骨折してたら、今はまだ病院のベッドの上ですよね?そこで『先生、次の試合に出るためにリハビリ開始したいんです』って言ったら怒られませんか?」みたいなものです。
だから、失恋したら2か月くらいは、自分のための時間を優先的に作ってほしいな、と思っています。
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/7708

あとで振り返れば、この時期はとても大切な「生まれ変わり」の時期だと思うんですね。だから、何よりも無理なく、自分に優しく、大切にする時間です。というより、こういう経験をして初めて「自分を大切にする」ということを学ぶ人も多いんじゃないかな?
前回、「その失恋を外傷に例えると?」という質問をしました。
「全身打撲」だったり、「粉砕骨折」だったり、とても大変な痛手を負ってるわけです。
だとしたら、こういうときくらい、好きなことをして、自分を大切にしてあげてもいいんじゃないかな、と思うんです。それだけ頑張ったと思いますから。
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/7710

ごめんなさい、これ2つとも失恋のお話なのですが、お仕事で痛手を負った場合も同じだと思うので引用させていただきました。

まずはご自愛して、100%の草食動物さんに戻って、そしてそこから新しい景色を見てほしいなって思います(^^)

最後に私の話になりますが、私も「高いお給与」を手放したら、違う世界に出会えました。
当時に比べてお金は全然ないけれど、心は豊かでとても充実しています。
もちろん、未だお金に苦労したり悩むこともあるけれど、41歳でもまだまだ挑戦していくつもりです。

高卒だし独身だしお金もないし、そこまで健康でもないけれど、幸せに生きています☆

Aルームのみんな、草食動物さんのことを心から応援していますよ!

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