怒りと罪悪感はセットの蓋で、裏返すと愛になるのだ。

今更ですが、2021年は皆さんどんな1年でしたでしょうか?

私は41年間の人生の中で最も自分と向き合った1年になった気がします。

元々人前で怒ったり泣いたりするのは苦手な方で「私って超ポジティブ♡」なんて思っていた私ですが『やりたくないことはやめる』を習慣化させたことで、実は似非ポジティブだったことに気付き、それも捨てていったら次第に無理のない自分になっていきました。

それまでは『怒る=悪いヤツ』というビリーフ(観念)があって、怒ってしまった自分を「悪いヤツだ」と責めていたんですね。

それだけ「良い人に思われたい」という願望があったということだし、それだけ自己肯定感が低かったってことだと思います。怒りを感じる自分を丸ごと受け入れられれなかったんだなぁ。

でも、やりたくないことをやめていくうちに、自分に課したハードルもどんどん低くなっていって、ちょっとしたことでイラッとくる自分に対して「ま、いっか」と思えるようになり、突然無性に怒りが込み上げてきた時も「ま、いっかーっ( ꒪Д꒪)!」と、抑えずに我慢しないようにしました。(もちろん大人なので、相手にぶつけることはしませんよ♡)

で、面白いもので昨年は、割かし周りの友人たちにも同じような変化が見られたんですね。
幼馴染からも「怒りが止まらない」なんてLINEが時々きたり(。ˇ艸ˇ)

なんとなーく、集合無意識の世界で『感情の浄化』みたいなものが起きているのかなぁ?なんて、そんな風に思っていた1年だったのです。

なので、今日は『怒り』について書きたいなと思ったのでした。

先日、ココロノマルシェに投稿されたお悩みにブログで回答させていただいたのですが、そこで自分の中でいろいろな発見があったのですよ。

感情は本来すごくシンプルで軽いものなんだけど、思考が絡みつくと重たくなる。

という、わかってる人は「わかってるがな!」という内容なのですが、感情を溜め込んでいる時って、そこに思考が絡みついていることに、なかなか気付かないものなんですよね~

思考って言うとちょっとややこしいかもしれないですが、絡みついているものは大体これだと思います。

罪悪感

そう、怒りには罪悪感が絡みついていることが往々にしてあるのです。

なので、絡みつく前に解き放たないと、自分もどんどん重くなっていくしその重たさは相手にも伝わってしまう。。。元々大したことない怒りが、気付いたらとんでもないマグマを形成して、突如一気に噴火!なんてことも起きてしまうんだと思うんですね。

お仲間のKunihoカウンセラー「感情は熟成すると重たくなるのよ♡」と言って一同を納得させてくれるのですが、正にそういうことですよね。

少し前に、熟年離婚ブームのようなものが起こりましたが、離婚届を叩きつけた奥様は、きっと熟成して熟成して芳醇な香りのハム怒りを投げつけたのだろうと推測します。
熟成した本人が悪いのか...熟成させた旦那が悪いのか ... 夫婦のことは2人にしかわかりませんが、計画的犯行(?)でない限り、やっぱり長い間 ”罪悪感” と闘っていたのではないでしょうか。

そりゃそうですよね。熟年離婚ブームを起こしたのは、今60代後半~70代の方々たち。
「結婚とは一生添い遂げるものだ」「妻は黙って夫の後ろを歩け」「離婚なんて恥さらし」なんてのが当たり前だった時代を生きてきた大先輩ですから、離婚を考えること自体に後ろめたさを感じていたと思います。今じゃ3組に1組が離婚しているなんて言われてますけどね(´ε`;)

話は飛びましたが、つまり感情は純度の高いうちに感じて解放させてあげた方が、人生軽やかになるよね~♪ということです。

そして、純度を低くして重た~く重た~くしてしまっているのは自分なんだよねってこと。

そしてこれは「怒り」だけじゃなくて、あらゆる感情全てにおいて当てはまることだと思うんですね。

例えば忙しい彼に「会いたい」と伝える時も同じで、会いたいと思った時に「会いたい」と素直に言えたらいいんだけど「迷惑かな?」「返事がなかったらどうしよう?」「この文章でいいかな?」など、色々な思考を絡みつけていって、どんどん重たくしちゃったり。

誘って断られたとしても「えーん残念!」で終わらせればいいものを「どうしよう?やっぱり迷惑だった?」「何か気に障ったかな?」「本当に用事があるのかな?」「他に好きな子ができた!?」などと、色々な調味料(思考)を絡ませて豊潤で濃厚な味わいにしてしまったり。

ただのペペロンチーノだと思って付き合ったのに、まさかこんなにコッテリしたカルボナーラだったと知ったら、お相手は重度の胸やけを起こしてしまって、二度と注文されない可能性も出てきちゃいますよね。

こんな風に『怒り』だけに限らず『好き』とか『悲しい』とかも、思考という調味料を加えすぎることによって、胸やけ注意の重たい感情に変わってしまうということです。

たぶんこのように「面白くしよう」と思って、思考しながらパスタとか調味料とか持ち出している私も、きっとスベっているんだと思います(゚∀゚ )

話を戻して、2021年の私の「怒り」の体験談をお話します。

昨年の私は、日々淡々とこんなことをしてました。

でね、先日のブログを書きながらこんな図式が浮かんだのです。

そう、各工程の間には ”罪悪感” があったんですね。

よく『怒りは感情の蓋』と言われていますが、怒りの蓋の下には、罪悪感の蓋というのもあって、コイツのせいで怒りの蓋を開けられないんだなとわかったんですよ。

圧力鍋で考えたら、怒りは蓋で罪悪感は空気圧みたいな!(←またやらかしてる)

なのでカウンセラーさんに「怒りは解放させましょ~」と言われても、はいそうですか。と簡単にはいかず、まずは罪悪感をプシューッと抜くことが必要になりますよね。

私も昨年はそのようにして、蓋がゴトゴト言ったら、その都度いったんプシューッと抜いていたように記憶します。(もちろんプシューッは一瞬の作業です)

そんな風にしてね、重たくなった蓋を一枚一枚開けていって辿り着いたのが、私のインナーチャイルドでした。そう、子供の頃の自分。悲しい記憶を持つ自分です。

ということは、逆再生してスタート地点を子供の頃の自分にすると、小さな私は、怒りと罪悪感でできた蓋をいっぱい作ってきたわけなんですね。

こんなにたくさんの蓋を抱えてたら、そら重たいよね~。

こんな重たい蓋、なんでわざわざ作っちゃうのさ?と自分でもよく思うのですが、罪悪感てね、愛の裏返しなんですって!!!

これは、私がカウンセラーの弟子講座を受けていたときから、師匠には口酸っぱく(?)言われておりました。当時はなんとなく頭でしか理解できませんでしたが、様々な方のお悩みと向き合ううちに、本当その通りだなぁとしか思えなくなりました。

どうでもいい人に対して、怒り&罪悪感の蓋なんて作りません。
愛が大きければ大きいほど、罪悪感たっぷりの蓋を作ってしまいます。

「あの人に怒りをぶつけたくないから」
「あの人が傷付くから」
「あの人とケンカしたくないから」
「あの人を悪者にしたくないから」

そんな理由でね。

万が一、どうでもいい人に対して蓋を作ってしまっている場合にも、

「空気を乱したくないから」
「周りを巻き込んでしまうから」
「家族を困らせるから」

と、誰かに対しての愛がやっぱり隠れているんですよね。

この厄介な罪悪感をどうしたら手放せるか。

それは、罪悪感を愛の物語に変換するのだそうです。

罪悪感を ”罪悪感氏” と呼び、師匠が細かく説明してくれています。

罪悪感は愛の物語に変換することで解放できる。 – 根本裕幸


「私は弱い。だから、ダメだ。強くならなければ」と鞭を振るうのではなく、「私は弱い。だから、誰かの助けが必要なのだ」と受容していくことをお勧めしているのです。

必要なことは罪悪感などにより自分を否定的に見るのではなく、今までの人生を、今までの自分を肯定的に見て自分を愛してあげることです。それが今、最初にすべきこと。

https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/27882

カウンセラーのパイセン、椙山眞伍さんも『罪悪感ストーリーを愛のストーリーに変える』という記事を書いているので(勝手に)拝借。

罪悪感ストーリーを愛のストーリーに変える | 心理カウンセラー椙山眞伍公式ブログ


「愛」があるからこそ、罪悪感を感じている事に気がつくと、不思議とストーリーが変わるんです。そうすると、自分を罰して責めるというマインドから、愛おしく、一緒に幸せになるという、マインドとビジョンを持つ許可が出るんです。

もし、貴方が今、罪悪感で苦しでいるのなら、貴方の中にある「愛」を見つけてみて下さい。貴方の中にある「愛」に気がついた時、罪悪感ストーリーは、最高の「愛」を貴方に届けてくれます。

https://watashijiku-life.com/pemalink-71-1569

実は私も昨年末にオカンとぶつかり(と言うか一方的にキレた)、それ以来実家に帰っていないのですが、今一生懸命、罪悪感を手放そうとしているところです。

今までは罪悪感に負けて、とりあえずでも実家に帰って何事もなかったように済ませていた私。

だけど今回は、罪悪感が無くなるまで帰らないようにしようと決めています。

罪悪感じゃなく、ちゃんと愛で繋がれるように。

そもそも、私のオカンも罪悪感たっぷりな人なので、結局は両想いなんですよね~(´˘д˘`)

ここ数年『自己肯定感』がフューチャーされて、それに関する本もたっくさん出ていますが、自己肯定感を高めるのって、いかに罪悪感を手放せるかでもある気がします。

赤ちゃんて、世界一自己肯定感高いと思いません?
赤ちゃんに罪悪感なんてないですもんねぇ。

ってことは、赤ちゃんがやってくる先の世界には、罪悪感なんてものは存在しないんだろうな。

だけど、私が行っている量子催眠(QHHT)の創設者ドロレスキャノンさんは、この世はカルマの解消だと言っていて、カルマの多くは罪悪感だと言います。(ドロレスさんだったかなぁ^^;?)

過去世で罪悪感を遺したまま亡くなると、もう一度生まれ変わってやり直ししなきゃいけない。
そのために、最初のスタートは罪悪感の全部リセットサービスがある・・・

のかどうかは知りませんが、私も時々この世界のゲームをクリアするのに、最もみんなが苦戦しているのがこの罪悪感じゃないかなぁと思う時があります。

この世界や人間を作ったのが神様だとするならば「愛のエッセンスは入れたけど、まさか罪悪感なんてものが生まれるなんて思ってもみなかったよー。」と驚いているのかもしれませんね(´ε` )

🐯

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