お父さんに感謝が溢れた日のお話

10月も1週間を過ぎましたね。
今年も残すところあと3か月だなんて!とらこの寅年もあと3か月…早いものです。

あたくしの最近はと言いますと。専ら「感謝行」に専念しております。

まだ初めて3週間ですが、日に日に感謝が浸透してきて心がうるうる。

最初のうちは感謝を探すことで精一杯だったけど、最近は自然と感謝が湧き出てくるようになりました。自分の周りにはいつでも感謝が溢れまくっているんだなぁと、ようやく気付いた42歳の秋です。

「無いにフォーカスするんじゃなくて有るにフォーカスする」

よく耳にする心理学の文句だけれど、感謝行をしていると自然とそっちの世界に移行できるみたいです。

最近は何だかゆるゆるになってきて、今が本当にありがたいなぁって多幸感に包まれています。

少し前までは、お金がぁとか、上司がぁとか、オカンがぁとか、そういう不安に目を向けていたのに、嘘のよう。

私はたぶん何者かになりたかったのだと思います。

いろんな知識を身につけて、何か成果をあげるとか成し遂げたかったのだと思います。逆に言えば、今身近にあるものを疎かにしていたのだと思います。

これまで色々な考察記事を書いてきたのも、何者かになりたかったのかもしれない。(まぁそのうち書くけどなw)

だけど、この身体があって自由に何処へも行けて、好きな時に好きなものを見れて、仕事があって仕事に携わる人たちがたくさんいて、家族もいて友人もいて大切なパートナーもいる。ごはんも食べられるしお酒も飲めるし病院だって歯医者だって行けちゃう。窓を開ければ澄んだ空気を感じられるし太陽も暖かい。道端には葉っぱに雫が光ってきれいだし、にゃんこがゴロンと気持ちよさそうだし、時々晩ご飯のいい匂いもする。

今日は仕事帰りにラーメンでも食べて帰ろうかと思ったら、ふと子供の頃を思い出しました。

父と母と姉と家族4人での外食。
昔は近所にロイヤルホストしかなくて、たまの贅沢の日に通っていました。
4人で歩いていると街頭に照らされたみんなの影がゆらゆらと動いて、よく踏んだりしていたなぁ。

私はロイヤルホストに行くといつもホットケーキを注文していました。お父さんはステーキやハンバーク。お母さんは和風ハンバーグ。お姉ちゃんはドリアだったかなぁ。ハンバークにソースをかける時、ソースが飛ばないようにナプキンを広げる2人がカッコよく見えたこと憶えてる。

夕飯なのに、毎回栄養価の少ないホットケーキを食べさせてくれてありがとう。時々オニオングラタンスープを注文させてくれてありがとう。「何でもいいよ」って言ってくれてありがとう。お父さん、私たちのために働いて時々ロイヤルホストに連れて行ってくれてありがとう。いつでも愛を注いでくれてありがとう。

震災の日お母さんのために急いで自転車を漕いで帰ってくれてありがとう。12階まで階段で走って上ってくれてありがとう。毎回引っ越しを手伝ってくれてありがとう。私の為にテレビ台を作ってくれてありがとう。夏と冬はいつも長時間車を運転してくれてありがとう。帰って来た時に抱っこしてくれてありがとう。失恋した時に「もったいない」って言ってくれてありがとう。生まれたての私を抱き上げて空を見せてくれてありがとう。いつも可愛くてありがとう。いつも愛おしくてありがとう。

お母さんと結婚してくれてありがとう。お姉ちゃんを生んでくれてありがとう。私に家族をくれてありがとう。

🐯

キングオブコントを見るまでは、こんな風に時空を行ったり来たりしながら泣いていました。

思えば父に対して、感謝で泣いたことはなかったかもしれない。いつも申し訳なくて、悲しくて、泣いていた気がします。

感謝行と続けると、脳の神経回路がどんどん感謝に繋がりやすくなるそうです。今まで不安や不満に繋がっていた回路も、行く先を変えて感謝に向かって繋がってくんだそうです。そして続ければ続けるほど太くなる。

昔、九九が言えなかったのに、今は考えなくても九九が言える。そういうものなのかもしれません。

本当の実体なんてものはなくて、それをどう捉えるかが答えになる。だから不安や不満も神経回路を変えれば感謝になるんですね。

父が亡くなって10年。私もようやっと感謝できるようになりました。

ありがとう。愛してるよお父さん。

明日は量子力学の講座です(^^)
楽しんできます!

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