女性性と男性性のニコイチバランスを整えよう

ここ最近「女性性」についての考察が続いております。

いつもブログを書く時は、ただ思いつくままに書き連ねておりますが、そうやってダラダラと気の赴くままに筆を進める行為って実は ”女性性” 表れなんだって!

でも今日は、女性性・男性性についてピッカーンッ!と閃いたので ”男性性” を使って、できるだけ簡潔にまとめてみたいと思います。

🐯 この記事でわかること

※とらこ流解釈
・ヒトの仕組み
・女性性と男性性とは?
・はじまりは女性性?
・女性性が苦しんでいるとき
・こじらせた時の対処法
・母性は男性性
・女性性と自己肯定感

🐯 ヒトの仕組み

人間と世界はフラクタル構造(全体と部分とが相似)。
世界に天と地があるように、朝と夜があるように、男と女がいるように、ヒトの体も、前と後ろ、上半身と下半身、右手と左手、右脳と左脳、など同じような構造をもっている。

そして、ヒトの心の中にもフラクタルが存在している。

そのひとつに、男性性と女性性 がある。

男性性と女性性は、陰陽魚(太極図)のようにニコイチで1セット。

占星術や東洋医学では、男性が(陽)で女性は(陰)と言われており、男性性のエネルギーは外側に向かい、女性性のエネルギーは内側に向かうのだという。

ニコイチなので、どちらかが欠けたらどちらかが補う。
そうやってバランスをとることを、東洋医学では『中庸ちゅうよう』と呼ぶ。

このニコイチ現象は男女どちらももっている。大人も子供ももっている。

子供が大人に比べて感性表現が豊かなのは、実は男性性と女性性を上手に扱えているのかもしれない。内側に溜まったエネルギー(女性性)を外側に排出するエネルギー(男性性)に変換しているんじゃなかろうか。

🐯 男性性と女性性とは?

陰と陽のように、現代ではいろいろな解釈によりシンボルなどに表現されている。

ちなみに「陰陽」をWikipediaで検索すると陰陽性質表というものが出てくるので、興味のある方は是非見てみてほしい。面白いよ~

心理学や脳科学ベースで考えるとこんな感じに分けられるのかな。

注意したいのはあくまでも「男性性・女性性」の話であって、ヒトである男女のことではない。
誰しもが自分の中に必ず持っている特性なのである。

これらを踏まえて考えると「男性性」というのは『整理整頓して行動に起こす力』なのかなと思う。反対に「女性性」というのは『感じて生み出す力』なんじゃないかと思う。

もっと簡単に言うと、女性性は生み出す。男性性は行動する。

誰かに話を聞いてもらったり想いを伝えるということは、ただ単に嬉しかったりスッキリするだけじゃなくて男性性と女性性の統合になる。(カウンセリングってやっぱり良いんだ!)

前回の記事で紹介したマヤアリカさんが言っているように、(男性性が)いかに自分の中の女性性の望みを叶えてあげられるか。そこが本当に大事なんだな!

🐯 はじまりは女性性?

さっき私が結論付けたように、女性性とは『感じて生み出す力』(とらこ流解釈)。

だって、そもそも生命を宿す場所は女性にしかない子宮の中。

子宮=地球 とも言われている。
子宮は宇宙とのパイプとも言われている。
陰陽の世界で女性は内側へのエネルギー。
そして内側の世界は外側の世界に投影される。
だから私たちはみんな宇宙由来の子供たち。

そう、だからこの地球で ”最初” をつくるのは女性性なのかもしれない。
女性が子供を宿すように、ヒトはみな、心の中に感情を宿す。

そしてその女性性によって生み出された感情のエネルギーを、行動してかたちにしてくれるのが男性性のエネルギー。まさにヒロインとヒーロー。

だから女性性の「こうしたい・ああしたい」をちゃんと叶えてあげると、女性性も男性性もどんどん信頼関係が結ばれて、どんどん心の中が満たされていく。

満たされた心はどんどん世界に投影されていく。

ちなみに「2020年以降『風の時代』が始まった」なんて言われている中で『女性性の時代(女性性と男性性の統合の時代)』とも言われている。これまでの『地の時代』は物質的豊かさを重視してきた時代。『風の時代』は精神的豊かさが重視されていくという。

実際、社会はものすごい変容を遂げている。
”物を売る” から ”体験を売る” というビジネスがどんどん増えてきているし、都会から田舎へ移住して自足自給のような生活をしている人もたくさんいる。モノやお金の価値はどんどん変わってきている。(そのうち世界の金融システムもガラッと変わるなんて噂も…)

スピリチュアルリーダーの皆さんが「統合しましょう」とよく言っているのは、きっと今まで疎かにしていた『感じる側の女性性』を解放してOKということなのだと思う。これからはそういう時代なのだと。女性性の奴隷制度は終わりましたよと…

宇宙の采配からみても、やっぱり女性性からスタートなのかもしんない。

🐯 女性性が苦しんでいるとき

もし例えば女性性が苦しいという感情を生み出した場合。

男性性はそれを、受け止めるか・無視するか の選択に迫られると思う。

無視するというのは、心理学用語で言うと「抑圧」
無視すると、男性性と女性性は枯渇していく。

抑圧している人の心理状況はパワハラやDVに近いかもしれない。
女性性のエネルギーを男性性が力で押し付けている状態。

世界は心の投影だから、抑圧している人は現実でも同じ現象を起こしている・・・?

相手からぞんざいな扱いを受けている人は、心の中で女性性を粗末に扱っている。
・・・のかもしれない。
相手が自分を見てくれない人は、心の中で女性性を無視している。
・・・のかもしれない。

抑圧している人は ”依存” の状態にある。
いつも(ください・やってください)と喉が渇いている状態。
心の中で男性性が女性性にモラハラしていて女性性の望みを全く叶えてあげていない状態。

だからいつまで経っても女性性のエネルギーが昇華されず、いつまでも(ください・やってください)と泣いている。ぐっ…なんか可哀想。

そしてこの状態が続くと大変なことになる。
本来 ”女性性の望みを叶えてあげること” が生きがいである男性性は、活力を失いどんどん枯れていく(自業自得である)。そして望みを叶えてもらえない女性性が辿り着くのは “妖怪くれくれ”。

🐯 こじらせた時の対処法

妖怪くれくれは、外側の世界に向かって「くれくれ~」と様々なこじらせを引き起こす。

誰かに過度に依存してしまったり、人には言えないアンダーグラウンドをつくり出してしまうこともある。

だからこじらせさせないためには、自分男性性をヒーローに戻してあげる必要がある。
さっきの選択でいう ”受け入れる” の方。

たぶん初めは「声を聞くだけ」でいい。女性性の声に意識を向ける。

女性性の声は「感じるもの」だから。
自動的に生み出されたありのままのもの。

ヒトは皆、気付いてくれたら嬉しい。理解してくれたら嬉しい。

そうしたら何が生まれる?

そう「感謝」がまれる。

女性性に感謝された男性性には何が生まれる?

そう、やっぱり「感謝」がまれる。

そして、不覚にも気付いてしまった。
「感謝」が生まれると「愛」が生まれるんだ。

最初のうちは難しいかもしれない。
ずっと抑圧していた満たされない女性性の声を聴くことは勇気と覚悟がいる。

だけど、その勇気と覚悟こそが男性性。信用を失った男性性の最初のミッションなのだ。

🐯 母性は男性性

世の中には「母性」と「父性」という言葉がある。

すっごい簡潔に表すと、

母性・・・優しさ・受け入れる・許す
父性・・・厳しさ・与える・教える

なのかなぁと思うのだけど、私が思うにこれは両方とも「男性性」だと思う。

「受け入れる」って女性性かと思いきや、とらこ流解釈で女性性は『感じて生み出すエネルギー』だから、相手に対して能動的になった時点で男性性なのである。

つまり、優しくしてあげる。受け入れてあげる。許してあげる。ということ。

まだ男性性が育っていない幼い子供はエネルギーのかたまり。女性性のプロである。

だから ”親子” というニコイチのバランスで考えると、子供が幼いうちは親は圧倒的な男性性で対峙する必要があるのかもしれない。

大事なのは、子供と対峙する大人が自分のニコイチバランスを整えること。

ニコイチバランスが整っていれば、的確に的確な量の男性性(母性・父性)を子供に発揮できる。だけど女性性・男性性が仲良くないと、ニコイチバランスはどんどん崩れていき、下手すると子供に対して妖怪くれくれになってしまう可能性もある。

子供にとって親は絶対的な存在であり愛そのもの。
だからもしも親がバランスを崩していたら、子供は全身全霊で足りない部分を補おうとする。

自分の女性性を抑圧して男性性を育てていく。
感情を押し殺して頭の中で一生懸命整理整頓して、親の女性性を満たすために行動を起こしていく。

そうしてそれが「愛する方法・愛される方法」であると勘違いしてしまう。

子供にとって「愛する・愛される」というのは、自分の中の女性性・男性性の共通のゴールなのだから、その達成までのプロセスがそれからの人生において重要になる。

だけど親だって女性性と男性性をもっている同じ人間。
いつでもどこでもニコイチバランスを保てるわけでもない。

だから、この時代に生まれた以上、絶対に女性性・男性性のバランスを崩される体験が用意されているのだと思う。そして、崩されたニコイチバランスをいかに自分自身で取り戻していくかが、この時代に課せられた課題なのかもしれない。

🐯 女性性と自己肯定感

女性性と男性性のニコイチバランスを整えるってどういうことかというと、結局のところ『自己肯定』なのだと思う。

自己肯定・自己受容・自己承認・自己信頼・・・

いろんな言葉があるけれど大体どれも同じ。

自己肯定感とは『女性性・男性性のラブラブ度』のこと。

女性性はヒロイン。
感じて生み出す力。
男性性はヒーロー。
行動する力。
そんな2人がどこまで自分の力を発揮できているか。
(そもそもお互いにちゃんと腹を見せられている?)

世界はフラクタル。
世界の構造は自分の心の中の構造と同じ。

だから度数の高い人は自己肯定感も高い。
自己肯定感の高い人はこじらせない。
こじらせなければ平和しかない。

女性性・男性性がロミオとジュリエットの状態だと、実際のパートナーシップも同じ状態・・・
なのかもしれない。

ロミオとジュリエットだけでなく、こういった悲恋の物語が永い間強烈に愛される理由には、世界中の多くの人たちが心の中で女性性・男性性の悲恋の物語を演じた経験があるから・・・
かもしれない。

といわけで女性性・男性性から見るパートナーシップについて、引き続き考察していきたいと思います (*゚▽゚)ノ

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