平和のシンボル「鳩」は神の使い

ここ半年くらい、なぜか『鳩』がじわりじわりとキテいます。

あ、私の中でです (*ﾟ▽ﾟ)ﾉ

通勤時によく見かけるなぁとは思ったのですが、おもしろいくらい近付いても全然逃げないので「最近ハトの警戒心薄れてない？」と密かに感じていて、それからなんだか気になってしまったんですよね。

時々リフレッシュに行く公園でも、鳩さんがたくさんいてついついボーっと観察しちゃうのですが、この間、衝撃の事実に気付いたのです。

ハトの模様って全部違う(°д°)！

みなさん知ってました？
私は知らなかった…ていうか気にしたこともなかった。

というわけで、そこから色々鳩さんについて調べてみました。

まず、日本では主に７種類の鳩さんが生息しているそうです。（世界では290種なんだって！）

ドバト（カワラバト）・キジバト・カラスバト・キンバト・アオバト・ベニバト・シラコバト

ドバトは都内でもよく見かける、いつもの鳩さん。
実は外来種で、伝書鳩などで飼われていた飼い鳩が野生化したんだって！

※ちなみにアオバトさんの羽色がとっても綺麗なんです。調べてみて～

”ドバト” 名前の由来は、神社仏閣に住み着いていたことから ”だうばと(堂鳩)” と呼ばれ、次第に”ドバト(土鳩)” に変わったのだそうです。確かに神社やお寺でよく見かけますよね (^^)

神社仏閣と言えば、つい先日朝のワイドショーで、長野にある『善光寺さん』に鳩が隠れているというネタを目にしました。

鳩字の額
楼上には輪王寺宮【りんのうじのみや】公澄法親王【こうちょうほっしんのう】筆の「善光寺」と書かれた額が掲げられています。大きさは約三畳分あります。これは通称「鳩字の額」と呼ばれており、三文字の中に鳩の姿が五羽隠されています。更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われています。
善光寺ＨＰ
https://www.zenkoji.jp/about/syuyou/

た、確かに５羽いる～！しかし「寺」の文字にいるハトは微妙だ…

で、おもしろいことに、なぜ鳩が隠されているのかその文献がないのだそうです。
でも、詳しく調べた方が「鳩は八幡神（八幡大菩薩）の神使であった」というところにたどり着いたみたい。

鳩さんは神の使いだったのか…

そういえば鳩は平和の象徴とも言われていますよね～

というわけで調べてみたところｗ、その由来はなんと『ノアの箱舟』にありました、

聖書の中の「ノアの箱船」の語にもとづいている。ノアの洪水のあとに、陸地がでているかどうかを知るためにハトをはなしたところ、オリーブの若葉をくわえてもどり、水がひいたことを教えたという。
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000029072

へぇ～知らなかったな～！

ちなみに鳩が平和のシンボルとして世界に広まったのは、平和会議のポスターでピカソが描いた白い鳩とオリーブの絵がきっかけだそうです。

美術史家の森耕治さんという方が、非常に興味深いことを書かれていたので拝借。

🕊鳩が持つ３つの意味
最初の一つは「人類にとって破滅的な出来事の後の、新しい時代と希望の象徴」です。皆様も「ノアの箱舟」のエピソードをご存知かと思います。
二つ目の意味は、聖霊です。キリスト教絵画において、イエスの洗礼のエピソードや、聖母の受胎告知の像で、たいてい上から強い光と共に降りてくる白い鳩が、聖霊です。
白い鳩のつがいは、主に男女の強い絆の寓意として絵画で用いられてきました。その典型的な例は、バロックの巨匠ルーベンスの晩年の作品「愛の園」で、画面左上で、愛の神キューピドンと一緒に飛ぶ、２匹の白い鳩の姿です。（←三つ目の意味？）

人類にとって破滅的な出来事の後の、新しい時代と希望の象徴。

まさになう・・ ლ(‘꒪д꒪’)ლ

そうかぁ、私が最近気になってしまうのは、きっと新しい時代に突入したからなんだな！そしてきっとどんどん平和が拡がっていくんだな！と、そんなことを確信したとらこでございます。

そして、平和のシンボルで神の使いで愛の寓意だなんて、鳩さんすごい！！

とは言え、それらの象徴は白い鳩さん限定だそうでして、ここでようやくドバトに戻ってきます。

ドバトの模様は大体６つらしいです。

白・黒・栗・灰二引・灰ゴマ・黒ゴマ

なんだか饅頭みたいだけど「全国ハト調査事務局」さんのＨＰに載っているのだから仕方ない。