ムロツヨシさんに学ぶ、手放しの美学!

私とらこは、俳優のムロツヨシさんが好きです。

何が好きって、誰にでも平等に優しくて気遣い屋さんで、懐も深くて人たらしなくせに、「これ以上は入れません」っていう境界線があるところ(/ω\)♡

そう、ほんのりと漂うロックマンの香り。

ロックマンとは・・・
心理カウンセラー根本裕幸(ワイの師匠)のブログにかなりの頻度で登場する男子。
超自立系男子で心に傷をもっている。その名の通り、岩のように動かない人で特に女性との距離では顕著に現れ、近付きすぎると突然シャッターを降ろす。
外側と内側のギャップがあるので、一見ロックマンだとわからない場合も多いが、ロックマン好きの女性はすぐに匂いで嗅ぎ分けることができる。
ロックマン愛好家には、ロックウーマンなどの同じ系統の女子や、助けたい症候群の女子が多い。

◎詳しくは、根本師匠のブログをご覧ください。

ロックマンさんもいろんなタイプがあると思うのですが、ムロさんは「表は陽キャラ」という、私のドストライクのタイプです。(※超独断と偏見です。申し訳ありません。)

そんなムロさんが、林修先生と対談してる動画を発見!
一か月限定配信だから、見れなくなっちゃうかも(°A°`)

サムネの通り、確かに”波乱すぎる人生”をありのままに語っております。

あんまり人様のことを書き残すのはアレなので詳しくは書きませんが、4歳の時に両親が離婚して、親戚の家に預けられたという話は、本人が色々な番組でオープンにされています。

「預けられてからは、嫌われないように必死だった」と自身で語るムロさん。
人に嫌われたくないという想いは、今でもまだ強く残っているそうです。

2017年に発売されたエッセイ『ムロ本』では、こんなことを語っています。

「自分は最後死ぬときなのか、何かが終わるとき、これは喜劇だったと思いたい。」

「できれば僕の記憶とか、これから作るであろう作品、そして自分が身の回りで起こせる範囲のものは、どうにかして喜劇にしたい、喜劇であってほしいという願い。自分もそうあろうという意志を皆さんに伝えるために(そう書いた)」

「自分のことを書いたから最後に両親が別れようが、猫との悲しい別れも全て喜劇にして自分は捉えますという意思表示です」

BookBangより
https://www.bookbang.jp/article/534036

家庭環境のせいで、育ててくれた親戚がかわいそうだと思われたり、誰かを傷付けた人の裏設定に家庭環境があるというのが嫌だったというムロさんは、「両親いませんけど、こんなに笑ってますよ」ということをアピールしてきたし、そしてこれからもアピールし続けていくと言います。

だから、本当は「ポジティブではないがポジティブに見せている」のだそうです。

そんなムロさんが、こんなところでロックマンというものに勝手にカテゴライズされていると知ったら、嫌だろうなぁ(´· ·`) すみません。

人生を悲劇と捉えるか喜劇と捉えるか・・・

決して人生だけの話ではなく、全てにおいて、自分の見方・捉え方で変えていけるものなんですね。
悲劇の物語の主人公のままでは、いつもまでも被害者のまま。いつもまでも変わらない。

そんなムロツヨシさんから学んだ「手放しの美学」。
やっと本題でございます(·∀·)

下積み時代がとても長かったムロさん。

20代の頃に、意を決して一人舞台に挑戦したのだけど、あまりに悲惨な結果に終わってしまい、それから、舞台に出られなどころかドラマや映画も観れなくなってしまったのだそう。

そして、追い打ちをかけるように、当時付き合っていた彼女に「口ばっかじゃん。恰好悪いっす。」と、振られてしまったといいます。

そして、「誰も俺を見てない」と、どん底に落ちて泣いて帰った夜。

「自分に聞いたんですよ。「じゃあ、どうしますか?辞めますか?」
そしたら「辞めない」って言ったんですよ。
「今までのやり方を全否定しましょう」って言ってくれたんですね、自分が。「全部捨ててください」って。
”今までのやり方がだめだった”という結果を受け入れたってのが、暗黒時代の最後の日だと思います。」

それが、人生の方向転換となって、それからムロさんの行動は大きく変わったのだそうです。

それまでは「どこかで誰かが見つけてくれる」という姿勢だったのだけど、それからは、ありとあらゆる場所で、関係者の人たちに「ムロツヨシですムロツヨシです!売れたいんです!出してください!出してください!」って、必死に売り込んでいったんだそうです。

そしてそれがチャンスを生み、『踊る大捜査線』の本広監督作品に出してもらうようになったんだって。

今までのやり方を捨て、
プライドを捨て、羞恥心も捨て、
人目に映る自分も捨て、
全部、新しくした結果ですよね。

”今までの自分” というものを手放したからこその結果だと思います。

そしてね、まだまだ彼の手放しストーリーは続くのです。

その後も、本広監督の作品には出してもらえていたけれど、役柄はどんどん小さくなっていった。
演技の癖が強いムロさんに対し、監督は「もっと抑えて」と求めることも多かったそうです。

でもね、「どの現場でも自分の間や芝居ができる経験値が必要」だとある決意をしたムロさんは、決して抑えることはせず、常にフルスイングで芝居をし続けた。

「当たり障りのない芝居をしていたら、またあの暗黒期に戻る」

だから、監督から何を言われようが、癖のある演技をやめなかった。

”監督の求める芝居” は手放したけど、”自分の芝居をする”ということは決して手放さなかったんですね。

そしてね、そんなムロさんを見ていた人物がいたのです。
それが、『勇者ヨシヒコと魔法の城』の福田雄一監督。

それまで本広監督には「まだ好きなことはするな。言われたことをやりなさい。」と言われ続けていたけれど、福田監督は「はい。好きなことやってください。」と自由な演技をムロさんに求めたのです。

それでムロさんは思い切り好きなように芝居をした。

そして、その作品がムロさんのブレイクのきっかけとなったのです。

ムロさん35歳だそうです。

それから10年、現在ムロツヨシさんは45歳。
ムロツヨシという役者は唯一無二の存在となり、その個性的なお芝居については、不動の地位を確立されていますよね~

今ではもう、その先のステージに進んで「作り手の意図を汲みながら、好き勝手ではなく、好きな芝居をやっているように見せる」ということを意識しているのだそうです。

動画の最後の締めに「ポジティブに生きるには?」という質問に対して、ムロさんの答えは、

「”ここまでは受け入れるしかない” と認めるしかない。
マイナスがことがあった時、すぐにプラスには持っていけないけど、できる限り0にしちゃいます。
コロナウィルスに関しても、とにかく受け入れて0にする。その0の生活をいかにプラスにするか。
諦めたくないので
諦めないために0にする。」

でした(〃▽〃)

心理学の世界でも「手放す」ということは、その人を生きやすくするためにも、すごく重視されていることだと思います。

仕事だったり、人間関係だったり、プライドだったり、価値観だったり。
でも、それってある意味、それまでその人が築いてきた大事なものでもあるので、なかなか簡単に手放すことって本当に難しいものです。

それに、必ずしも全てを手放さなければならないものでもない。
ムロさんのように、”役者” を続けることや ”自分の芝居” を手放さないことで、新しい未来を手に入れられることだってある。

だから、手放すか手放さないかという時に、大事にしなくちゃいけないことは、やっぱり、
自分の心

時間がかかってもいい。
何度自分に聞き直してもいい。
周りにどう言われてもいい。

それでも自分の心が動く方を選択する方が、ベストな結果を得られるんじゃないかなって思います。

そして、どちらを選ぶにしても、まずは今を受け入れるってことですよね。

信じたくない状況だとしても、見ない振りをし続けていては、手放しすることも手放さないと決めることもできない。

ムロさんも、いつまでも待ちの姿勢で口先だった自分を認め、受け入れたからこそ、プライドや今までのやり方を捨て、攻めの姿勢に方向転換ができたんだと思います。

受け入れる → 手放すもの&手放さないものを決める 手放す

ここでまた、ロックマンさんのお話を出しますが、何を考えているのかわからないロックマンな彼をもつ方は、この状況に陥る機会ってものすごく多いと思うんですよね。特に結婚したい女子はね。ロックマンじゃないお相手でも、結婚したいけど相手が乗り気ではない女性のお悩みはよく見かけます。

どこかで、「いつか相手が変わってくれるんじゃないか?」っていう淡い期待があって、なかなか現実を受け入れられなかったりしますよね。

でも、そこで「彼は変わらない」って受け入れてしまってもいいんじゃないかって思うんですよね。
そして、彼を手放すか?攻めるか?待つか?その選択肢を選ぶ。

そうすると、相手から自分に主導権が変わるわけです。
そうしたら、結果として同じ「待つ」を選んだとしても、自分の心持ちが変わってくると思うんですよね。

どうなるかわからない不安はコントロールできなくてモヤモヤするけど、自分がどうするか決めた時点で自分をコントロールできるようになる。

因みに私は、手放さないし攻めないし待たない。という選択を選び続けていますが、気持ちはラクですのよ。笑

あぁ、結局話はロックマンになってしまった。

この動画のインタビュー中ね、ムロさんからすごく素敵なことやカッコいい言葉がたくさん出てくるんですけど、本当照れ屋さんなんでしょうね。何度も自分で茶化してましたね~( ´艸`)

たぶんきっと、すごく正直な人なのだけど、素顔は多くを語らない人だと思うんですよね。謙虚と言うか。

だけど、こうして世に出て、自分の言葉を発信しなければならない場面が多くなってきたから、いつかの時に、本音を語るということに腹を括ったんじゃないかなって、勝手にそんな気がしています。

では今日は、ムロツヨシさんに学ぶ、手放しの美学のお話でした(^з^)

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