新しい時代への移り変わりを教えてくれる映画「きっと、うまくいく」

2009年に公開されたインドのコメディ映画です。

あらすじ(amazon内容紹介より)
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。

12年も前の映画なのね。
当時、日本でもものすごく人気になった映画。

私も当時、ちょこっと興味はあったものの、インド映画って派手なミュージカル調なイメージだったので、なんとなく手に取らなかったのですが、何の気なしに観てみよーと思ってアマプラで鑑賞。

一言で言ってよかったです(´∇`)!

12年前といえば、私は29歳。
確かに当時だったら、この映画は手に取らないよな~というくらい、前向きでHAPPYな内容でした。

今はどうか知らないけれど、当時のインドは超が付くほどの学歴社会だったみたいで、良い大学を出て大きな会社に就職することこそ、自分と家族を救ういちばんの方法みたいな。

だから、舞台となった工科大学のキャンパスでは「就職するための授業」が当たり前で、脱落は許されない。

脱落を余儀なくされた生徒が2人も自殺を図ってしまうというショッキングなシーンもあるんですけど、それくらいに「自由に生きる」という選択肢がないのです。

英語タイトルにもなっている3 idiots(3人のおバカ)さんたちは、そんな学校や社会に反発しながら自分らしい生き方を見つけていくんですけど、先導切って突き進むランチョー君がめっちゃ最高で。

ランチョー役のアーミル・カーンの演技がすごく良くて、一点の曇りもなく真っすぐに我が道を行く姿とはまた別の、仲間のために涙を流したり、嬉しいという感情でまた涙を流したり、とにかくその涙が純粋で美しい。

まさか、この役を演じていた当時、彼が44歳だったとは驚きですが、いやはやハリウッド俳優顔負けの演技力で感動しました!
ちなみに、3バカトリオの他の2人も超最高でしたよ(*°∀°) 本当にナイスキャスティング!

***

映画では、ランチョー君は大好きな工学を仕事にして、素晴らしいライフワークと素晴らしい恋人を手に入れ、エンジニアじゃなくて本当は動物写真家になりたいファルハーン君は、必死にお父さんを説得して最終的に動物写真家として成功。貧しい家族を助けるためにエンジニアを心から目指すラージュー君も自殺未遂から生還した後、ありのままの正直な自分で面接を受けて合格し、立派なエンジニアになるのですが、(この面接シーン大好き!)

まぁ、そこは映画だよね~
ハッピーエンドだよね~
みんながみんな、そううまくいかないよね~

と、正直思いますよ。実際のところね。

でもさ、もうそういう時代に入ってるんだなって感じるんですよね。
今まで常識だったルールや縛りが書き換えられている時代。
個性がどんどん生かされていく時代。

「風の時代」ってスピリチュアル界隈では多く言われてますが、スピがどうのこうのじゃなくても、昭和や平成では当たり前だった、”学歴社会” とか ”上下関係” とか ”競争思考” などの、人を縛り付けるようなルールというものはどんどん時代遅れになってきている気がする。

だから、そういうルールばかりで思考優先の「地の時代」から、もっと自由で軽やかに生きるという意味で「風の時代」って言われているんだと思います。

もっとスピ的に言うと、地球そのものが軽やかな波動や領域に変わっていっているらしいので、人もその影響を受けてきているかもしれません。知らんけど。

だから昨今、ノマドワークとか副業とか普通に浸透してきているし「好きな場所で好きなことをして働く」という選択肢も珍しくなくなってきている気がするし、リモートワークもその端切れみたいなものなのだと思う。

コ〇ナで陰謀論が流行っているのも、たぶん「地の時代」を牛耳って、”学歴社会” とか ”上下関係” とか ”競争思考” の重いエネルギーを発して洗脳してきたメディアやその他諸々に、一石が投じられたわけなんだと思うんですよね。

と、元陰謀論信者の私は思うわけです。笑

***

で、話は映画に戻ります。

映画のタイトルの「きっとうまくいく」っていうのは、主人公のランチョーが何か困難に立ちはだかった時、自分自身に言い聞かせる呪文なのですが、英語に訳すと「all is well(何も問題ありません)」という意味で、実際にイギリス統治時代のインドで夜警が街を見回りながら口にしていた言葉なのだそうです。

当時、町人の皆さんに安心した夜を届けるために、そんな夜回り活動をしていたと思うのですけど、町人からしたら本当に安心だし嬉しいですよね~。

日本の夜回りといえば「火の用心、マッチいっぽん火事のもと~」ですけど(知らない人も多いだろうなぁ)夢ないよねー。笑

「だいじょうぶですよー。何も問題ありません。すべてうまくいっています。ゆっくりおやすみなさい。」なんて夜回りしてくれたら、最高のアファメーションになって、ぐっすりゆっくり眠りに就けるんじゃないかしら。

一人暮らししているお年寄りも、嬉しいだろうし安心するだろうなぁ。

因みにこれを勝手に始めたら、捕まるのかな?
捕まることはなくても、注意されるのかな?

やらんけど。笑

でも、眠りの前のアファメーションって良いらしいので、自分でやるのはいいかも(·∀·)♪

「今日も良い1日だった。明日も良い1日になる。すべてはうまくいっている。おやすみなさい。」

うむ。悪くなかろう。やってみよ。

と言うわけで、インドの素敵な映画「きっとうまういく」の感想でした♪

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